【映画ラブライブ感想】2回目にして大泣きした件について
お久しぶりです。PCに「うみ」で「海未」と出るよう登録するほど海未ちゃん推しのクロウメモドキです。
今回は映画ラブライブについて書いていこうと思います。
映画ラブライブ、絶賛上映中!
6/13から「ラブライブ!The School Idol Movie」が全国の映画館で上映されています。土日の観客動員ランキングは2週連続首位を獲得し、特典の続く内はまだまだ人気は冷めそうにありません。今週の結果も気になりますね!
ただ、特典の色紙が土曜の午前中に無くなってしまうのは…さすがに予想以上の人気だったという事でしょうか?追加生産も決まっていてそれに望みをかけたいところですが、果たして地方にそれが届くのか心配です。(らしんばんに一枚3000~4000で転売されていたのが本当に悲しいです…)
ともかく、ファンの方にはぜひ、臨場感あふれる映画館で楽しんでいただきたいです!
まぁ…見ても見なくても円盤は欲しくなるでしょうが…w
(ここから感想が始まりますが、ネタバレを多分に含んでいますので、読まれる際にはご注意ください。)
本当にこれで終わり
内容的に、μ'sの物語は「完全に」終わってしまいました…
所謂「サザエさん方式」が展開されるわけでもなく、エンドロールの最後に「ラブライブ3期決定!」と告知されるわけでもなく、本当に終わり。
作中で「限られた時間の中で精一杯輝くのがスクールアイドル」なんてセリフがありましたが、「ラブライブ!」という作品としても、その美しさを感じました。大人気作品が、キャラクターに寄り添ってしっかりけじめをつける。メンバーそれぞれの感情の動きをこれでもかというほど丁寧に描き上げたラブライブらしくて、本当にすごいと思います。(まぁ、人気のうちに終わりを迎えるというのは「美しいうちに死にたい」みたいな価値観も感じられますが…)
それでは感想を…
実は映画を見るのは、これで2回目です。多くの人が感じたと思うのですが、映画ラブライブは、ファンであればあるほどもう一度見たいと感じられたのではないでしょうが?理由としては、作品の随所に細かいネタや描写がちりばめられていて、一度見ただけでは分からないからです。もう一つとしては、なんと新曲が6曲も含まれるため、歌詞を確認したり、曲を味わったりしてると一度では余裕がなくなってしまうからです。あまりにもそちら側に集中してるとキャラ側に注意が向かなくなります。こういう作品では仕方ないのですが、やはり十分味わうには少なくとも二度は必要なのではないでしょうか。
…というのはまぁ建前でしてw
一回目は「あぁ…終わった」という気持ちで胸がいっぱいになって、内容を冷静に感じ取れないから、というのがとても大きいです。
それでは、2度見た「時点」での感想を書き留めておこうと思います。
「時点」というのは、…地方でも色紙の再配布があった場合もう一度行くことになると思いますので、あと一回は見るかもしれないからですw
その時は周りのラブライバー全員で見に行きたいものです。
劇場マナーcmが面白い!
まず本編の前にマナーcmがあります。これがファンには非常ににやけてしまう内容でw 初っ端から飛ばしていきます。
私が見たのは「Printemps Ver.」と「lily white Ver.」です。特にリリホワの時は、一緒に見に行った友達が凛ちゃん推し、私が海未ちゃん推しで正に絶好のタイミングでした。
プランタンは…冒頭の穂乃果ちゃんがファイトだよ!コールを要求してくるもんですから、友達と顔を見合わせてしまいましたw 幸い大声を出してはいけないという注意のためのもので、すぐに制止されますが…本当に安心しました。
リリホワですが、こちらも非常に満足度が高かったですw くそまじめな海未ちゃんが注意をよびかけてるときの大声を注意されたり、凛ちゃんがスマホの電源切るのを忘れていたり、のんたんが海未ちゃん撮影しようとしたり…「らしさ」が強調された非常に満足な内容でした。
来週から劇場ごとにランダムで変わるらしいです。劇場で固定ってことでしょうか?それとも劇場がランダムで決定するという事でしょうか?どちらにしても、どれ観ても正解でしょう。ハズレ無しとはこのことです。
海未ちゃんがネタ枠に
なんでしょう…映画の海未ちゃんはネタ色が本編と比べて強かった印象ですw
外国で乗ったタクシーは別のホテルに行ってしまう、ホテルで大泣きする、1対1のババ抜きでも完敗してしまう、サイン中は唸り声をあげて会話に参加できない、戻ってからの人気に戸惑ってまた泣く、いやぁ良かったですねw こんなに海未ちゃんが目立つとは思ってなかったです。
女性シンガーとは一体…
CMにもありましたが、途中で穂乃果ちゃんは乗る電車を間違えてみんなとはぐれてしまいます。着いたその先で穂乃果ちゃんは、道中一人で綺麗な洋楽を歌う日本人女性に出会います。その人がこの後のお話の主軸となる穂乃果ちゃんの決断を後押しするキャラなのですが、とても不思議な人なんですよね。
穂乃果ちゃんを元のホテルに送り届けるのですが、迎えたメンバーには穂乃果ちゃんが一人で戻ってきたように見えたらしく、どうやら他のメンバーには見えていないようです。日本に戻ってもなぜか穂乃果ちゃんの前に現れるし…謎の多い人でした。
ネットの大方の意見としては、「未来の穂乃果ちゃん」という説が多いようですね。私も二回目の登場の時点でそれを感じました。
まず後ろ髪は伸ばしてあったのですが、前髪の分け方が似ていて、瞳の色が同じ。過去におかれた境遇が似ている。マイクが手元にあるのに忘れたと勘違いするほどのおっちょこちょい。穂乃果ちゃんの心象世界に現れる。未来の穂乃果ちゃんであることをほのかに匂わす感じがもうなんだか思わせぶりですよね。
本編からすると穂乃果ちゃんの心象世界を映したというのはすごく不思議な演出だったと思いますが、そこはまぁファンタジーという事でw 導く役回りとしては丁度いいと思います。
でっかい駅、でっかいシャンデリアのあるでっかいホテル、で分かったというのも不思議ですしね…
それにしても高山さんは、本当に歌が上手なのですね…驚きました。
いよいよ本題、「2回目にして大泣きした件について」
実は1回目の時点で涙を流す用意はしていたのですが、それどころではなかったのです。まず、CMの時点でわかっていた海外編は映画の約半分で終了します。その後、海外公演を成功させ注目と期待が高まる中、「μ’sはこの後どうしていくのか」という話に内容が移行するため、どうなってしまうのかという気持ちで頭がいっぱいになってしまい、感動するとかそれどころではなかったこと。あと、ラストの曲にはメンバーそれぞれの名前がもじられているのですが、それを認識するのに精一杯だったこと。落ち着いて感動が出来なかったのです。
その後考察サイトなどを見て、演出はどんな意味を持っていたのかを把握して、歌のタイミングも分かった状態で2回目を迎えました。これなら泣ける!と意気揚々に向かっていったのです。
ここでは、泣きそうになったポイント、ガチ泣きしたポイントについてお話しします。私が勝手に感じたメンバーたちの心境を勝手に膨らませて勝手に泣いたので、「これは違う」と思われてもあまり怒らないでくださいw
1.タイトル画面
冒頭の流れとしては、ドーム大会を確実にするために、海外取材を成功させようと外国に飛ぶ、という感じです。タイトルが流れるのは、ピアノから始まるおなじみの曲(曲名が分からない…)。明るいスタートのはずなのに、この作品が確実に終わりに向かい始めたと感じざるを得ませんでした。元気いっぱいのメンバーたちに、やはり思うところは大きかったです。
2.「Angelic Angel」が流れ始めたシーン。
本編ではラブライブを最後のライブとして臨み、本人たちはそこで区切りを付けました。それが海外取材というイレギュラーなライブを行うとなり、そこでμ’sのみんなは本当の本当に最後として最高のパフォーマンスをしたはずです。後腐れが無いように。「Angelic Angel」がμ’sの完成形、これで終わり…そう感じてライブを行っていたと思うと…目頭が熱く…w 曲自体もすごくいいですしね。サビに向かう盛り上がりがいい。(曲の評価は、言葉が足りないので苦手です。許してください…)
3.「SUNNY DAY SONG」の後奏
「SUNNY DAY SONG SUN POWER」(歌詞曖昧)と最後にリフレインされるのが、それはそれは爽やかで、スクールアイドルが輝く姿を正に描く美しさでした。μ’sの呼びかけで集まった皆で紡ぐ一曲。流れている間、非常に気持ち良かったです。と同時に、終局に向かう気持ちが高まってきます。
4.「僕たちはひとつの光」の流れる、エンドロール。
映画の最後、まず雪穂と亜里沙がアイドル研究部で一年生にお話を始めるのですが、二人のリボンは緑色…もうμ’sのメンバーは誰一人音ノ木坂学院にはいないという事を示していました。もう辛抱たまらん…
そこでμ’sの主催したみんなのライブが成功したことでドーム大会が開催され、今でも続いていることと、μ’sのラストライブについての話がされます。そうやって「僕たちはひとつの光」に移行します。号令がなされ、あのお決まりのセリフ。穂乃果ちゃんのμ’sコール、相変わらず声が通りますね。もう胸に深く突き刺さります。
前述しましたが、歌詞にメンバーひとりひとりの名前がもじられています。何度でも書きますが、ここで本当に終わりであることを実感しました。以降、もうμ’sの新曲は出ないでしょう。出てしまうと、この曲の意味がなくなってしまうと思います。
皆の見せ場が終わるとともに、エンドロールが流れます。そこにはみんなの練習着が置かれた映像が…もうそれをμ’sが着ることはありません。もうμ’sが舞台に立つことも…
そうして皆の練習着が流れた最後に、綺麗な一枚の羽根がふわりと落ちてきます。2期EDでは、ラストでメンバーひとりひとりが受け止めるのですが、映画では落ちるだけ。キャッチする人、μ’sはもういないのです。
小鳥も大きくなり、空へはばたいていったのです。
エンドロールの瞬間から、もう涙が止まりませんでした。辛い別れです。
こんなこと言っても、私は再放送から見始めたような月日も浅いファンですが、作品に思いは大きかったのです。
はぁ…隣に友達がいるのに大粒の涙を流してしまいましたよww
ところで、気になるシーンが…
「SUNNY DAY SONG」ではA-RISEを始め多くのスクールアイドルが参加し、神モブや妹コンビまで登場する非常に情報量の多いライブが行われたのですが、注目すべき点はやはり「ママライブ!」でしょう。一瞬しか登場しないので全員を把握するのは難しいのですが、確実にμ’sのメンバーの全員のお母さんが登場します。これはすごいことです!!
2回目でも誰が誰のお母さんかわかりませんでした。まず理事長と真姫ママが画面中央で小さくノリノリなところにママが二人、前方に突然登場します。やはりわからない… その次にリズムをとる数人のママが映りますが、2回見て気づけたのは、海未ちゃんの団扇を持つ和服の海未ママだけでした…
恐らく、このシーンをコマ送りできるというだけで円盤を買う理由にはなるでしょうw 個人的な意見ですけどねw
ぜひママライブのビジュアルは確認したい!
(そういえばかよちんが「ママライブ!?」と言ったことで「ママライブ」という単語が初めて公式化されたのではないでしょうか?前にも登場しましたっけ?)
こうして「皆で叶える物語」は終わりました…
1回目は喪失感、2回目は終わりの悲しみと充足感で満たされました。
ぜひ一度と言わず、劇場で見てほしいですね。
願わくば円盤も…私は買うかもしれません。7:3でアリですね!