クロウメモドキの日記

日々思ったことを書きます。

雑感【10th 仮面ライダーオーズ 復活のコアメダル】

ネタバレ入りです。

雑感なので全くまとまりがありません。

 

本当に雑感です。取り留めもなく書き続けるので念押しさせてください。

初日に見に行きまして、この感情を何とか言葉にしたかったのですが、まとめることもできそうにないので当てもなく書きます。

 

【前評判について】

試写会かはわかりませんが、本公開(3/12)前から、タイトル検索時に表示される映画レビューサイトで★3.5くらいになっているのだけ見ました。(もしかして、期待に反して面白くないのか…?)と不安に。

私は人気のレビュアーの上手な感想を見てしまうと(そうか、そう見るのが正しいのか)といった思いになってしまいがちです。ただ、『仮面ライダーオーズ』という作品は、当時リアルタイムで追いかけていた思い入れのある作品です。鑑賞後に湧く自分自身の感想を大切にしたい、そう思って、なるべく前情報を入れないようにしました。

本公開前の映画(Vシネですが)のレビューが載っているのも変な話ですが…

 

【鑑賞前】

公開前3日間くらいは、ひたすら『Anything Goes!』を聴いていました。2人がやっと再開できると思うとワクワクが止まらず…いい曲ですよね。仮面ライダーの主題歌でもトップクラスに好きな曲です。47話のOP頭で全身がタジャドルになるところ、大好き。

 

【当日】

一人で見るのも不安だったので、友人を誘って行きました。パンフは必ず欲しかったので少し早めに行きましたが、少し長めの列ができていて、オーズの人気を再確認しました。皆さん、物販のために並ばれていたみたいです。前情報の見なさ過ぎで、当日物販があることを知りませんでした…アンクのミトンが真っ先になくなっていました。

私はコースターとクリアファイルを購入。パンフを見返して、オーメダルチャームも1つ買っておけば良かったなと少し後悔です。

コースター購入時、「かわいいグッズですね」とレジの方に声をかけられました。だから何だという話ですが…

 

【本編 流れを追って雑感】

付き合ってくれた友人はオーズをほぼ未視聴でしたので、本編を見ないとまるで分らないシーンから始まって(無理に付き合わせてしまったかも…)と心配になりました。

まさか、おかえりのシーンが冒頭だったとは!しかも映司くん本人じゃないのがまたね…ビックリでした。少しシーン飛んで、ウヴァに襲われたときのアンクメダル投げ→映司メダル受け取りシーンといい、久しぶりに二人一緒に戦ってる…と目頭の熱くなった予告シーンがほぼゴーダだったのは意表を突かれました。本編視聴時の驚きを狙ったのか、その後の展開的に出せるシーンを繋げて予告にしたらこうなったのかわかりませんが…

ゴーダとわかるまでの渡部さんの演技が本当に気持ち悪くて大好きですw 顔は映司くんですが、どこか胡散臭さのような違和感がある…怪しさ満点で最高に不穏でした。

映司くんが女の子をかばって古代オーズに串刺しにされたシーンはえぐかったですね…ちゃんと刺さっているのが特に。ゴーダもはっきりと映司は死んだと言っていましたが…私の感覚では、特撮で『死んだ』は『死んでない・死なない』なので、不安になりながらも展開を追っていました。

ウヴァ戦で映司くんより強いゴーダみたいな演出があったので、古代オーズとももう少し良い戦いをして欲しかったなと感じました。苦戦によってアンクが古代オーズのメダルを抜き取るチャンスが生まれ、結果プトティラまで持って行けたので、流れとしては良かったのですが…ゴーダのイキり具合からのボコボコだったので…いや、それが逆にゴーダっぽくて良いのかな?

伊達さん後藤ちゃんコンビもまた見られて嬉しかったです。バースX投入を促す伊達さんのセリフとか…まさにらしくて良かった。Vシネゲイツでは色々と潜り抜けてきて更に男前さ渋さの増したドクター伊達さんでしたが、オーズ本編のイメージに近い伊達さんもまた素敵。

ゴーダ覚醒後に映司くんとアンクが合体しましたが、そういえば本編であまり見ない形でしたね。MEGAMAXを一瞬見返しましたが、あの時はアンク自体が映司くんを模した姿で、映司くん本人に入ってたわけではないので。

ここでついに、本人同士が再開しました。精神世界のような場所でしたが、やっと、やっと!再開できた喜びで涙が出ました。ここでも、映司くんが死にそうだと不安を煽られます。このあとどうやって巻き返すのかと…

ゴーダを打ち倒すためにタジャドルエタニティに変身。最終回をなぞるようにアンクが名言を放った時も目頭が熱く…やっぱりこのコンビは最高だなと。未だに最強フォームで話題の割れる仮面ライダーは珍しいですよね。タジャドルが中間フォーム以上の意味を持っているというのは、オーズの魅力の一つであるのは間違いないです。

最後、映司くんはアンクを体から追い出します。アンクのいるいつかの明日に届いたこと、助けを求める女の子の手が届いたことに満足してこの世を去ります…まさか本当に死んでしまうとは…目を閉じるシーンは非常に生々しかったですね。

悲しみを浮かべるアンク、比奈ちゃんから、1枚のパンツでエンドロール…からおなじみのオープニング(復活のコアメダルのシーン入り)は、正直その場ですぐ受け止められませんでした。

 

【鑑賞直後】

★3.5が引っかかっており、直後もあっけにとられてしまいましたが、周りのお客さんのガッカリしたような声が聞こえてしまい、なるべく人の感想を聞かないように足早に劇場を出ました。帰り道が同じだった背後2人組の残念そうな声が耳に入るのが非常につらかった…理由は後述します。

 

【結末の感想と、私自身の気持ち】

感情としては、映司くんとのお別れは受け入れがたかったです。再開した2人は滅茶苦茶になった世界を立て直すべく旅を始める、みたいな平和エンドを望んでいました。

しかし、むやみに否定もしたくなかった。映司くんの底なしの欲深さ、その欲望が満たされるときに、何も起こらないはずはなく、代償としては致し方なかったのかもしれない…とも思えました。あまりにも大きい代償でしたが…

以前はアンクとのお別れでしたが、今回は映司くんとのお別れです。アンクはグリード、怪人なので、いつか何とか出来るような一縷の希望を感じられましたが、映司くんは人間なので、死んでしまえばもう会えない、不可逆の別れです。それが余計につらいです。(殉職したあと生き返った警察官はいますが…)

オーズという作品だからこれで良い、という思いと、再開した2人でずっと仲良くやってほしい、どうでもいいから映司くんには笑顔で生きていてほしいという思いが真正面からぶつかりまして、むやみに嫌だ!!!とは言えない気持ちになっていました。

なので、鑑賞直後のまわりのガッカリしたような感想・ツイートをみてしまうと、否定の感想が私の意思に関係なく後押しされてしまうような気がして、否定的な気持ちで塗りつぶされてしまうのが嫌でした。前述しましたが、上手なレビューに私の感想も引っ張られてしまうと自覚しております。なんとしても自分から湧いた感想を大切にしたかった。

映司くんのいない今後で、オーズのメンバーがどのように進むのか全く想像できませんが、アンクのいる明日を追い求めた映司くんの物語としての幕引きとして、受け入れたいという思いです。(良いと思う、ではなく、受け入れたい、とさせていただきます)

 

【追記:作品の尺について】

荒廃した世界で奮闘する人々、映司くんと女の子が仲良く過ごすシーン(TTFCの方でありましたね)、映司くんが古代オーズと対峙して奮闘し、惜しくも敗れ、みんなの前から姿を消すシーン、ゴーダの強さ、バースXまわり(こちらもTTFCで)、どれもこれも尺がもっと欲しい!映司くんが死んでしまうまでの流れをもっと見せてほしかった…別れのシーンの場で納得させてほしかった…いややっぱり映司くんには死んでほしくなかった…

これはこの作品が面白い面白くない傑作駄作という話では無く、単純に好きなキャラが死んでしまった悲しみからくるものです…

 

【おわりに】

オーズ、本当に面白いですね…ですが、このVシネで遂に終わるんだと思ってしまうと寂しさが襲ってきます。CSMも一通りそろえたいところです。

劇場でやっているうちに、あと1度は見ておきたいです。激動な展開で驚きっぱなしだったので、今度は展開を知っているうえで、落ち着いて最後を見届けてみたい。